僕は先生を愛してます
ガキ扱いをされるのは嫌だ。

だから僕も彼と同様の口振りで話をした。


「で、用件はなんですか?・・の前に、どうして俺の番号知ってるんですか?」



「恭子の携帯を見たんだよ」


その行為に悪びれた様子もなく、平気で言葉を弾ます秋月。



「なぜ君に電話したか・・。それは君が一番よく知ってるんじゃないのか?」



―意味深な言葉。




「どういう事ですか?」




「君は恭子の事が好きだ。だけど、僕も恭子のことを愛してる。まぁ、君みたいなガキに恭子を渡すつもりは全くないけどな」



「なにが言いたいんですか?」



僕は確信に迫った。




だけど電話では言えない。

と言われ切られた。



その代わりに、駅前にある喫茶店に来て欲しいと言われた。



僕は、すぐに指定された喫茶店に向かった。
< 152 / 227 >

この作品をシェア

pagetop