僕は先生を愛してます






「え・・?」



僕は帰宅しリビングに腰をおろしていた。




隣には父親と母親が居る。




「旦那様、奥様、坊ちゃまお茶が入りました」




家政婦のミチさんがお茶を置く。




「ありがと。ミチさんも座って一緒にどうぞ」




「坊ちゃま、私はいいですよ。ご家族のんびりして下さい。旦那様、私はこれで失礼します」




ミチさんは頭を下げる。




「ありがとう。」



「お疲れ様」




両親が言う。





「で、何かあったのか?」



お茶を口に運びながら、父が尋ねる。




「何でもないですよ」



・・両親には・・敬語。

・・先生にさえ敬語は
 使わないのに・・。



「聖夜ちゃん、1週間後に模試があるみたいねぇ」

・・聖夜ちゃん・・
 母親の呼び方。

・・気持ち悪い。

・・だけど、

「はい」


・・なんて返事をしてる
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