僕は先生を愛してます
「よしっ」
「えっ・・キャッ」
僕は先生を持ち上げ寝室へと運びベッドに押し倒した。
「愛してるよ。もう離さないから・・恭子さん」
そして何度も何度もキスを交わした。
カーテンの隙間から見える満月が明るく僕らを照らす。
絡み合う2人の影が照らされた満月により浮かびあがる。
甘い快感が何度も押し寄せてくる。
先生を求める僕の体は途切れることはない。
そして2人が一つになった時、僕の瞳からは自然と涙が零れた。
「泣いてるの?」
先生が僕の頬に触れる手は暖かかった。
「初めてなんだ・・。」
「えっ?」
「誰かを抱いて、こんな感情になったのは・・。俺、今すっごく幸せだよ・・」
涙が零れ落ちる。
「あたしもよ」
先生はそう言いながら、僕の体に腕をまわした。
押し寄せる甘くて激しい快感は終える事を知らない。
僕はその渦にのまれていく。
「あっ・・―‥っ・・」
僕らは絶頂を迎えた。
それは、生まれて初めて感じた愛の塊だった。