僕は先生を愛してます
・・ 幸せな日々
甘い息が部屋中を舞う。
「大丈夫?」
僕の腕の中に包まれた先生。
「大丈夫・・なわけないでしょ!」
先生はぐったりして僕の胸の中に顔を埋める。
「久しぶりだった・・とか?」
「・・そうよ。悪い?」
「ううん。嬉しい」
そのまま先生をゆっくりと包み込む。
「どうして急に諦めるなんて言ったの?」
先生は僕の顔を見上げる。
「ん・・?」
―それは・・
言えない。
心配なんてさせられない。
「なんとなく・・ね」
曖昧な答え。
「なにそれ・・」
「ねぇ・・先生?」
一番聞きたい言葉。
「俺とこうなった事・・後悔してる?」
僕は先生の瞳を見つめながら問いかけた。
「幸村くんは?」
「俺は後悔なんかしていない。」
先生は微笑みながら答えた。
「私もよ」
と―‥。
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