僕は先生を愛してます
先生の瞳は点となり僕を見ている。


「ねぇ!聖夜!!聞いてるの?!」


そのまま先生は走り去った。


「聖夜ってば!!」


「うっさいんだよ!」


僕は七海を睨みつけた。


そして教室を飛び出した。


「聖夜っ!!」


「おいっ」



翔太が七海の腕を掴む。



「なによ?」



鋭い瞳で翔太を見る。




「もう聖夜には関わるな」



翔太も負けないぐらいの瞳で七海を睨み言葉を刺す。



「あんたに関係ないじゃん!!」



七海は翔太の掴む腕を払い教室を飛び出した。






「幸村!おいっ、授業始まるぞ!!どこに行くんだ」




担任の瀬川が廊下で叫ぶ。


だけど、そんな言葉は耳に入らない。




担任の声は段々と遠くなる。
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