僕は先生を愛してます
僕はそのまま唇を先生の唇に寄せる。
「っ・・やっ・・」
言葉と同時に突き放す先生。
「怖いんだ」
僕の瞳は笑わない。
「なんで信じてくれないの?なんで俺だけを見てくれないの?」
僕は我を忘れて言葉を発した。
「信じてるわよ!だけど・・怖いの。あなたを好きになればなるほど・・私は不安になる。いつかは・・いつかは終わりがくるんだって・・そう思うと―‥」
「終わりなんか来ない!終わりなんてあるわけないじゃん。ずっと一緒に居ようって約束したじゃないか!!お願いだから・・俺から離れていかないで」
僕は先生を抱きしめた。
強く―‥
強く―‥
もうどうでもいい。
あなたさえ傍に居てくれるなら・・。
僕はなにも望まない。
あなたが居ない日に
“幸せ”
と、いう文字などない。
「ごめんなさいっ・・」
先生は泣きながら僕の腕の中で愛してると呟いた。