僕は先生を愛してます




「早く放課後にならないかなぁ・・」




自然と呟いた一言。





「なんか言った?」





翔太の顔が目の前にくる。





「ぅわっ!急になんだよ?びっくりするじゃん!!」




「いや、なんか聞こえたからさ」




「なんも言ってないよ」





「そっか?それよりさ、今日2組の愛美ちゃん達にカラオケ誘われてるんだけど、一緒に行かないか?」




「ごめん!先約があるんだ」





「先約?なんだよ、それ?」




「うーん、なんだろ」



「は?」



「まぁ気にするなって」




「気になるよ!!?あ、女か?はっはーん!お前好きな女が出来たんだな?誰だ?どんな子?俺の知ってる子??」



・・質問責めだ。




「そんなんじゃないって」



「せいやーー!」

 
ガラガラっ



「席につけー!授業始めるぞお!」




「後から教えろよ!」



翔太はブツブツ言いながら席についた。




 
・・正直、なぜ
 先生に逢いたいのか
 わからない。

・・ただ、逢いたい。

おかしな事に、先生が気になりだしてから他の女の事は眼中に入らなくなった。




まあ、性欲は強いが・・。





いや、だけど昨日は違った。




・・なんでだろうか。




・・もしかして・・





・・もう一生SEXが
 出来ない体に
 なってしまったのか





今日の授業、全ての時間そんな事ばかり考えていた。
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