僕は先生を愛してます
・・ 愛の巣
目が覚めた時は、午前7時をまわっていた。
いつものなら、目覚まし時計が鳴ったり家政婦のミチさんに起こしてもらっている時間帯だ。
慣れない空気で目が冴える。
隣に視線を落とすと、先生が白い肌を見せ僕の体に寄り添い眠っている。
出逢ったあの日から、変わらない鼓動の速さ。
あなたを想えば思うほど、胸が苦しくて愛おしさが強くなる。
今だって・・・
ほら―・・。
こんなにドキドキしてる。
「先生・・」
僕は先生の頭を撫でる。
「ん・・・」
ゆっくりと先生の瞳に僕の姿が映る。
「おはよう」
「おはよう」
先生は少し照れた様子で返してくれた。