僕は先生を愛してます
それから、コンビニで弁当を買い昼を済ました。
時計を見ると午後2時を指している。
「暇だね」
先生は窓から外を眺めながら呟いた。
「なんか買いに行こう?」
僕は立ち上がった。
「え?」
先生の手を握ると部屋を飛び出した。
日差しは強く紫外線が僕らを襲う。
そして、徒歩10分ぐらいで辿り着く大きなデパートがあった。
「生活用品で必要な物を買おうよ」
僕は熱い汗を流しながら提案した。
「そうね」
先生も賛成してくれた。
デパートに入るとたくさんの人で混んでいた。
学生の姿もあった。
「なに買う?」
先生は涼しそうな表情で尋ねた。
「勿論、布団でしょ?」
にやついた僕の顔はなかなか消えない。
「布団がないと、俺たちの夜の深~い愛の営みが十分に出来ないでしょ?」
なぜか熱く語っている自分。
「バカじゃないの?」
先生はスタスタと僕を見放し、歩いて行った。
「ちょっと・・先生っ!!」
僕は足早に先生の後ろ姿を追いかけた。