僕は先生を愛してます

―桜ヶ丘公園。



「暑いなぁ」


ベンチに腰掛け空を見上げる。



7月になり暑さも増してきた。







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「ごめん!待った?」


笑いながら走ってきた翔太。


「なんか楽しそうじゃん?」


「まぁね」


「なんかあった?」


「まぁまぁ!俺の話はいいんだよ。それより何?話って?」


隣に座り僕をじっと見る。


・・なんか急に
 恥ずかしくなった。



・・だけど翔太にしか
 言えないし・・
 聞けない。



「聖夜?」



「あのさ・・」




「うん」



「俺の体・・おかしいんだ」




「・・・・はっ?!」



少しあいた聞き返し。



「どんなふうに?」



「胸がさ・・・」




・・相談するのって
 結構勇気いるんだ・・。
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