僕は先生を愛してます
・・恋・・だったのか。
・・そうか。
「俺・・また恋しちゃったんだ・・」
「何言ってんだよ!恋なんか何回してもいいんだよ!これ言ったらまた怒るかもしれないけど・・和泉ちゃんの事件の事はもう忘れて前向いてかないと!」
・・和泉ちゃん・・
・・事件―・・・・
「あぁ・・」
「で、だれ?」
キラキラした瞳で見つめる翔太。
「・・・んせ・・」
「え?聞こえないって」
「松下・・先生・・」
顔を上げ、チラッと翔太を見る。
「松下先生?!」
声を張り上げる翔太。
「バカ!声がでかいんだよ!!」
「まっまじで?」
「うん・・・」
「なんか意外」
「なんで?」
「年上とか興味なさそうじゃん?」
「そうか・・?」
「あぁ。春だねぇ」
「春?」
「聖夜にも春がきたって事!あー、だから今日の放課後・・だめだって?先生と何してたの?」
「勉強」
「は?お前が勉強?なんもせずに?」
「触れねぇんだよ!」
「マジ・・なんだ」
また意外な顔をする。