僕は先生を愛してます
「うん・・」
「なんか嬉しいよ!」
「え?」
「あれ以来、なんか聖夜恋愛に距離置いてたじゃん?だから・・」
「俺も・・もう一生人を好きになる事なんてないと思ってた・・」
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バタン。
午後10時。
翔太と別れて帰宅。
いつもと同じベッドに倒れ込む。
「だから・・あの時・・」
七海とのSEX。
僕の体は反応しなかった。
“和泉”の事が気になっている時にも、確か同じ事が起きた。
“和泉”の事が好きか自分でもわからない時、ムシャクシャした気持ちで違う女を抱こうとした。
だけど、反応しなかった。
昨日と同じだ。
・・好きなんだ。
・・と実感する。
・・先生・・・・
・・愛してる。
・・だけど
・・怖いんだ。
・・また大切な人を
失う気がして―・・。