僕は先生を愛してます

「あー、気持ちいい」


「叫ぶなよ!先公がきたらやばいだろ?」

煙草片手に屋上のフェンス越しに背を寄りかける。


「俺も一本くれ」

横に座る翔太。

「あー、ないわ」

空っぽになった箱を見せる。


「はぁ」


「んな、でっかい溜め息つくなよ」

笑う僕。

♪~♪~♪


「携帯、鳴ってんぞ?」


携帯をポケットから取り出し、画面を見る。


新着メール一件。

と表示されていた。


受信ボックスを開く。

[愛ちゃん]


「またか・・」

「誰から?」


「愛ちゃん」


「愛ちゃん・・?あー、前に合コンした時ヤッちゃった子?」

「俺は遊びだったのにさ」


「ったくよ!だから遊びでやるなって言っただろ?まぁ、お前はモテるからさ~」

「いる?」

携帯を見せる。

「いらねぇよ」

煙草を消し空を眺める。


「お前、彼女作れよ」
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