僕は先生を愛してます

夏の夜空は少し明るい。


「俺、何やってんだろ・・」


小さくしゃがみこみ呟く。


「逢いたいな・・」







・・先生に逢いたい。




・・でも、逢いに行って
 それから・・どうする?









・・いや、そんな事は
 どうでもいい―・・








理由なんてない。





逢いたいから―・・





ただ逢いたい。









僕はいつの間にか学校に足を傾かせ勢いに任せ走っていた。
< 48 / 227 >

この作品をシェア

pagetop