僕は先生を愛してます
「どうして?」


理由なんてわかりきっているのに、僕は何を求めているのだろうか。


「・・あなたを恋愛対象に見た時なんて一度もないわ。それに私は結婚するの」







・・知ってるよ・・。


・・だけど―・・


「愛してる・・」



僕は先生に“愛してる”以外に伝える言葉なんてなかった。



愛してる、しか言えない。




「やめてよ!聞きたくないわ!!帰って!」




先生は両手で耳を塞いだ。





だけど僕は・・・、そんな先生が愛おしくて愛おしくて・・僕のモノにしたくて・・。
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