僕は先生を愛してます
バタバタバタッ―・・
階段を駆け上がってくる足音が聞こえてきた。
ガチャッ―・・
「聖夜!」
勢いよく翔太が顔を出した。
額には汗が流れている。
「何そんなに慌てんの?」
「よかった~」
翔太は汗を手で拭きながら僕に近寄る。
「え?」
「なんか今にも死にそうだったから」
「はぃ?!」
ベッドから起き上がる。
「お前・・模試は?」
「んな事、どうでもいいよ。それより、どうした?なんかあったんだろ?」
「ほら」
僕は翔太にタオルを渡した。
「え?あーサンキュー」
翔太は汗を拭き取る。