僕は先生を愛してます
誰にも言わないって思ったけど、翔太になら・・話せる・・。

そう思った。



「俺・・言っちゃった」

「え?」

「だから・・先生に・・好きだって―・・」


バサッ。

翔太はタオルを落とし、目をまん丸にして僕を見た。


「まじで?!」

「だって・・お前言っただろ。俺の事情けないって・・」


「言ったけどさ・・。まさか、そんな早く・・」



コンコン・・。


「はい」

「坊ちゃま、お茶をお持ち致しました。お体の方は良くなりましたか?」


今度はミチさんが顔を出す。


「ありがとう。だいぶマシになったよ」


「そうですか。よかったです。翔太さん、お茶でよろしかったですか?」

「はい。ありがとうございます」



「でさ・・キスまでしちゃったんだよ・・」



ブハッ・・


「うわっ!お前何やってんだよ!」


翔太はお茶を口から吹き出した。


「翔太さん、大丈夫ですか?!」


ミチさんがタオルで僕にかかったお茶を拭く。
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