僕は先生を愛してます
「いや・・、お前が女に叩かれるなんて・・。おもしろいじゃん?!」
まだ笑っている。
「なんも面白くないよ!なんで俺あんなバカな事したんだろ。先生・・結婚するのにさ・・」
「先生、結婚すんの?!」
「・・らしい」
「そうなんだ。そりゃぁ、キスなんかされたら怒るわな。ましてや、生徒に・・さ。それにしても、聖夜落ち込み過ぎ。キスできたんならラッキーだったじゃん?きっぱりフられたんだから、次の恋探そうぜ?!」
「は?今なんて?」
「・・次の恋探そうぜって」
「その前」
「フられたんだから・・?」
・・俺様が・・
フられた―・・?
「あはははっ」
なぜか笑いが出た。
「せ・・聖夜っ?」
急に笑い出す僕を心配そうに見ている翔太。