僕は先生を愛してます
「うん・・。ごめん。え?聖夜に?うん・・。うん。わかった。伝えとく。じゃぁ、また学校で」
担任相手に話をしているようには聞こえない。
「模試の途中で出てきたから卓ちゃんお怒りモード。」
「いいのかよ?模試、受けなくても?」
「俺は別に受けても受けなくても変わりはないから。あ、卓ちゃんが月曜に模試の問題渡すから来いよ!って」
「あぁ」
「じゃぁ、俺そろそろ帰るわ。まぁ失恋はつらいけど元気出せよ?俺の失恋に比べたらお前なんかまだ序の口だぞ?聖夜ならすぐ可愛い彼女が出来るよ!」
「あぁ。ありがと」
「また学校で」
翔太は部屋から出て行った。
広い部屋にまた僕は一人ぼっちになった。