僕は先生を愛してます

「ごめんね。俺メール嫌いだからさ。」

「じゃぁ番号・・教えて下さい」

「ごめん!俺、携帯自体嫌いなんだ。用があるなら直接、逢いにきて。じゃぁね」

「先輩!!」




・・あれ?

・・おかしいな。

・・さっきまでの
 胸の高鳴りは
 何処へ行ったんだ。



「せーいや」

振り返ると七海が立っていた。

橘 七海。

翔太、僕、七海は幼なじみ。



「また告られたの?」

「何妬いてんの?」

・・こいつにもない。

「妬いてるって言ったら?」


可愛い顔をし僕を見上げる。

「ありがと」


・・なぜ、ありがと?

・・わからない。

「もう!!って、聖夜!耳貸して?」


「ん?」

僕は七海の顔に近寄せる。

「今日ね、エッチしよ?」

クスッと笑いながら平然とした顔で囁く。
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