僕は先生を愛してます
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「もう!何処行ってたの?急に走っていくからビックリしたじゃん!!」
愛が怒鳴る。
「ほら!付き合えよ!!酒」
僕は袋いっぱいに買ってきたお酒類を愛に見せた。
プシュッ―・・
ビールを開けながら愛が言う。
「ねぇ、警察とかに見つかったらやばいんじゃないの?」
「大丈夫!この公園、滅多に人なんか来ないから!」
「ふーん。そうなんだ」
「ぷはー!旨いな」
僕は、グイグイとビールを喉に運んだ。
すぐに1本、飲んでしまった。
僕は2本目に手を伸ばす。
「早いね」
「愛も飲めよ!」
「あたしはそんなに飲めないの!今日は夕方から仕事だから!!」
「そうなんだ」
酒を一緒に飲む相手が、居ようが居まいが関係ない。
忘れたかった。
酔ったら忘れる・・。
そんな事は絶対ないけど・・あの場面を僕の脳から抹消したかった。
「忘れられないんだ?」