僕は先生を愛してます
僕は今、この時間だけは先生の事を忘れられていたような気がする。
愛の無邪気な笑い声。
たわいもない会話。
全てが新鮮で笑えた。
変な女だと思っていたが、違った。
僕は感謝した。
「もう6時じゃん?!仕事行かなくちゃぁ!!遅れるー!!」
「行くなよー!!」
僕は愛の腕を掴んだ。
―酔っていた。
「もう!!酔ってんの?」
「酔ってなんかいませーん!!」
なぜか笑う僕。
「ごめん!あたし本当に今の仕事は休めないの!じゃぁー・・また今度ね」
「あーいーちゃぁぁん」
僕はまたビールを飲む。
こんなに酔ったのは初めてだった・・。