僕は先生を愛してます
「せんせ~」
「幸村君っ!?」
これで酔ってなかったら最高だった。
「好きだよ。大好き・・」
「酔ってるの?」
「酔ってないよ・・。酔ってない」
「・・じゃぁ離れて。」
僕は左右に頭を降る。
「逢いたかった。俺・・死んじゃいそうだったんだよ?」
先生は黙ったまま。
僕の腕に包まれている。
「先生以外見えない。先生以外は愛を感じない。今こうやって抱きしめたいって想うのも先生だけだよ。嘘じゃないよ?だから・・俺だけを見てよ。俺だけを愛してよ・・。」
「もう!酔いすぎよっ」
先生は笑いながら僕を突き放す。
「愛してる・・」
「愛してる・・」
「愛してる・・」
それ以外伝えれない。
僕はゆっくりと手で先生の頬に触れた。
ピクッと反応した。
「先生・・」
僕は唇を寄せた。
「ゆっ・・・幸村君っ!!」
バッ―・・。
「スッー・・」
「ちょっと・・」
僕は安心したのか、先生の胸の中に頭をうずめ、夢の中に陥った。