僕は先生を愛してます
「もう、目が覚めたなら家に帰りなさい。両親が心配してるわよ?」
先生は背を向けた。
・・やっぱり、僕は生徒に
すぎないんだ。
「先生・・俺さ・・変な事とか・・なんか先生にしなかった?昨日の記憶が全くないんだよね。先生が公園に来たところまでは覚えてるんだけどさ・・」
「何もしてないわよ。だから早く帰りなさい」
・・もっと、傍に居たい。
「先生・・あの時は・・ごめんね」
―この言葉。
本当は1番に言わなくてはいけなかった。
「・・気にしてないわよ」
「なんで?」
「なんでって・・っきゃっ」
僕は、知らぬ間に足を運ばせ先生の背後に立っていた。
「いい加減にしなさいよ!早く帰って月曜日にある数学の小テストの勉強でもしなさい!」
「テストがあんの?」
「そうよ!あなた、ずっと学校に来てなかったから赤点取るわよ?赤点なんて嫌でしょ?だったら早く帰って勉強しなさい」
なぜか、早口な先生。