海にかけた50%or50%
Й akina



あの海がなぜか恋しくなって
私は、あの海に行った。



「っ…ぅ;;」




朱鷺也くん…会いたいよ。



バカ…。
もう泣かないって決めたじゃん。




「秋菜っ!!」



幻聴??

うゎー私相当ヤバイな…。

相当、弱ってる…。




「秋菜」


「え…朱鷺也くん?」

「他に誰がいんだよ(笑)」

「え?!…待って!?」



なんで朱鷺也くんが
日本にいるの?!



「迎えに来た」


え…



あんまし状況把握できないんだけど…。



「それって…?」

「俺のイタリアでの仕事は終わったんだ」


ってことは…


「独立して日本で自分の店を持てるんだ!!」

「えっ・・・本当に?」


「あぁ」




この日がくることずっと待ってたよ・・・。


私は涙を止めることができなかった。


「秋菜…目つぶって?」

「‥ん‥」

「目…開けて?」




私の指には
綺麗な指輪がはめられていた。



やばい…。

涙がこぼれ落ちた。




「結婚しよう」


「とっ…ひくっ…」


「泣くなよ…(笑)」
「だってぇ…」


嬉しいよ。

ずっと
夢見てきたことが…

叶ったよ…。



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