海にかけた50%or50%


次の日
なんか詳しい原因を聞かされたけど覚えてない。

俺は放心状態だった。


「朱鷺也くんだよね?」

「あ」

病院の屋上にいると秋菜が来た。


「私ね朱鷺也くんとのこと覚えてないけど…」

わかってるよ…
だから俺は落ち込んでんだよ…

「でもねっ…」

秋菜が必死な顔で俺に言った…。

「朱鷺也くんと話してるとね…自分が一番落ち着ける空間だと思うの」

え…

「なんでか分かんないけど…今は朱鷺也くんのそばにいたい‥です」

俺は秋菜を抱いていた。

「とっ朱鷺也くん!?」

「ごめん。少しだけこのままでいさせて‥」

俺、考えたよ。

別に焦ることもない。

秋菜が俺のことゆっくり思い出してくれれば
それでいいよ。


ゆっくり・・・
少しずつ・・
それでいいから。


な?


.
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