海にかけた50%or50%

ここか…;
結構でかいな

看板があったから見てみると、


【海風秋菜様、中月聡様披露宴会場】


は?
これ見合いだよな?

ってかここ…
アメリカ・・ですよね?
なんで日本人が多いんでしょうか・・・?


「あっすみません…」


「あっいえ…」


俺ぐらいの年の人が

“招待状”
と書かれたものを落としていった。


渡そうと思ったらその人はもういなかった。


「お客様、招待状は」

「は…」

あ、これか…。
秋菜のためなら…。


「それでは、どうぞ」


意外と簡単なんだなぁ♪
やっぱでけぇな…。

俺の家よりは小さいけど♪


「あ、空崎くん!!」


秋菜の父さんが走ってきた。


「秋菜が…お見合い…寝て…結婚式で…騙されて…」

「おじさん、ゆっくりでいいですから…」

「ごめん…今日は秋菜のお見合いで断ろうと思ったら勝手に結婚式場が勝手に出来てて騙されたんだ」


秋菜の父さんが泣いてた。


「俺、助けます」

「え?」

「秋菜を救いますから」

俺は秋菜の父さんに頭を下げて走った。


秋菜がいなくなる。
愛しい人が俺の隣にいなくなる。

知らないやつと秋菜が結婚なんて…

そんなの

絶対認めねぇ。

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