海にかけた50%or50%

その後私たちは
ずっと手をつないでいました。
でも私の顔は赤いまんまで…。

「着いた」

「え…」

「ここが俺んち」
「ここが??」

「そっ♪」

デカっ…;
私の家よりは小さいけど
朱鷺也くんの家は、
なんというか…純和風?
そんな感じがする。


「こっち」
「あ、うん!!」

家の中に入ると
ワンピース?を着たきれいな女の人が…

「朱鷺ちゃん!!おかえりっ♪」
朱鷺也くんに抱きついてた。
ってか誰!?

「母さん;」

朱鷺也くんのお母さん?!
きれいなお母さんだなぁ…。

「あら?この子が秋菜ちゃん?」

「あぁ」

「初めまして!!海風秋菜です」

「初めまして♪朱鷺ちゃんのママです♪」

「その言い方やめろよ;恥ずかしい…」

「まっ!いいじゃないの♪」

「よくねぇし…」

優しそうな人…。

「わりぃ…秋菜ごめんな?」

「うんんっ」

「母さん…部屋の鍵」
「あら♪ふふっ」

朱鷺也くんの顔が少し赤くなった。

「はいっ♪」
「サンキュ!」


朱鷺也くんのお母さんが
「朱鷺也は男の子だから気をつけなきゃダメよ?」

ニコって笑って…。

どういうこと?!

「なに話してんだよ」
「女同士の話し合いよね?」

「はい…」
「ふーん」

う;なんか不機嫌そう…。


.
< 48 / 123 >

この作品をシェア

pagetop