海にかけた50%or50%
夕方、
あいつはまたゆっくりと
目を開けた…。
「お目覚めですか?」
「だっ…誰?!」
誰って…;
「あんたを助けたんだけど」
やべ;
怒り気味になっちまった。
「そっかぁ…私生きてんだぁ…」
なんか聞いてないけど…
きっとこいつには
複雑なことがあるんだろうな
俺の直感はかなりの確率で当たる。
「とりあえず…今日はありがとう。あなたの名前は?」
「空崎朱鷺也」
「へぇ〜かっこいい名前だね」
―ドキッ―
なんだこれ…
たかがお世辞だろ??
なのに…
「おまえは?」
「あ、ん?」
「名前」
何か考えてたのか…?
「海風秋菜だよ♪」
「ふーん」
「え?何かないの??」
「何が?」
なんだこいつ?
「可愛い名前だね。とかいい名前だね。とかさぁ」
ぷっ…
「なっ何?!」
「いや…お前可愛いな」
「はっ!?」
こいつマジ面白れぇ
.