海にかけた50%or50%

生きるためなら何でもするから…。
だから、教えて…?


「空崎くんとは別れなきゃならない…」

え…

「なんで?朱鷺也くんは関係ないでしょ?」

「あるんだ」

なんで?

「最悪の事態に陥るかもしれないし…もし仮に治ったとしても秋菜は普通の人よりは長生きできないかもしれない」

「そっ…そんな…絶対に嫌!!」

「でもな」
「嫌っ!!」

嫌だ…よ
朱鷺也くんと別れるなんて…

「じゃあ、お前が亡くなった時朱鷺也くんはどうするんだ?!」


お父さんが怒ってる。


「お前のこと想いながら苦しい人生をおくっていかなきゃいけねぇんだぞ!!?」

苦しい人生…

「秋菜はそれでいいのか?」

ダメだよね。

私のことなのに、朱鷺也くんを巻き込んで傷つけるなんて・・・・・

私にはできないよ。


「わかった…」

「秋菜は偉いぞ」


朱鷺也くんごめんね。


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