海にかけた50%or50%
21.向き合って
Й akina



「これが俺の隠してきた過去だ」

そうだったんだ…。
じゃあ…お父さんも

同じ気持ちだったの?

私、何も知らなかった。
家族なのに…
わかろうともしなかった…。


「だから…空崎くんには後悔しないんでほしいんだ」


お父さん…ごめんね


「おじさん…いや…正也さん。俺は、秋菜と付き合って後悔はしてません。むしろ、今がとても幸せなんです。俺がこいつを幸せにする…その気持ちは何があっても変わりません」


朱鷺也くん真剣だ。
ヤバイ…泣きそう‥;;


「本当に変わらないのか?」

「はい」

「もしもがあっても?」

「変わりません。それに…もしもなんてありませんから」


.
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