海にかけた50%or50%
苦しい日々
私は夏休みが終わると
北海道に引っ越して
道内で一番大きな大学病院に入院したの。
いよいよ私の苦しい日々が始まった。
「海風さ〜ん、点滴しますね」
毎日、毎日痛い治療に耐える日々。
それでも
「秋菜♪」
「朱鷺也くん///」
朱鷺也くんが
自家用のヘリで
私のいる所に毎週来て、
こうやってお見舞いに来てくれる。
それだけで痛さなんか忘れちゃうよ!
「秋菜少し痩せたか?」
「大丈夫だよ♪痩せてないし」
無理に笑顔を作ってみせる…。
私、どうしたの?
「秋菜、飯食べないのか?」
「お腹すいてないから…」
朱鷺也くん…そんな悲しそうな顔しないでよ…。
「俺、そろそろ帰るな?」
「うん」
ダメだ…。
体が痛い。
次からは、お見舞いもなくそう。
じゃないと…ダメかも私。
.