海にかけた50%or50%
それからしばらくの月日が経って
秋菜の状態は、ますます悪化していった。
「朱鷺也…くん…」
「なに?」
「お見舞い…私もう大丈夫だから。来なくていいよ?朱鷺也くんは自分のこと大事にして…ね?」
は?!
「わかんねぇ…」
「お願いだよぉ;;」
「秋菜っ」
俺は、泣く秋菜を抱いた。
「お願い」
しかた…ない…
「わかった…」
「ありがとう…」
秋菜と俺の間にできた
微妙な距離―
俺はその距離を埋めることができるのかな…。
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