海にかけた50%or50%


なぁ秋菜…俺、不安だよ。


ある日、俺は久しぶりに秋菜の見舞いに行った。

それは

ちゃんと秋菜と向き合って謝んなきゃいけねぇと思ったから。


前の俺、考えすぎてた。
秋菜ごめんな?



「秋菜っ」

あれ??


俺の前を年とった看護婦が通った。


「あぁ海風さんね、今日は外出許可がでて仮退院してますよ」

仮退院?!


俺は、秋菜を探しにでかけた。


せっかく来たのに…
このままで戻れるわけねぇだろ。


秋菜どこに行ったんだよ…。

途中で秋菜の母さんに会った。


「あら、朱鷺也くん!?」

「おばさん…っ…秋菜どこですか…」

「え…あ…正也くんと海に行ったけど…朱鷺也くん?!」




秋菜…待ってろ

俺の気持ちちゃんと伝えるから。


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