海にかけた50%or50%
動かねえ…
「秋菜っ…目覚ませよ!!」
「…」揺すっても
「なぁ!秋菜っ!!」
「……」叩いても
「おいっ!!」
呼びかけても起きねぇ…。
なんで…
なんで目覚まさねぇんだよ!!
「…っ」
俺は
気絶している秋菜を抱きかかえて秋菜の父さんがいるところへと走って行った。
「正也さん!!」
「秋菜?!」
「砂浜に…倒れて…ました…」
「急いで車に乗せて!!病院まで急ぐから!!空崎くんも乗って!!」
「はい!!」
俺は正也さんの車に乗り
秋菜を抱きかかえながら秋菜の手をずっと握っていた。
神様…。
どうか…
どうか…!
秋菜を死なせないでください!!
――――――。
――――。
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