海にかけた50%or50%

光と暗闇の中

Ё tokiya


俺は、正也さんに呼ばれて
屋上に来ていた。



「話ってなんですか?」


「空崎くんとは…屋上で話す機会が多いな」

「そう…ですね」

俺、話そらされた?

「そういえば、最初も屋上だったな」

「えぇ…」


空の光を闇がどんどん包んでく…。


「空崎くん…」

「はい」

覚悟は…たぶんできてる。


「秋菜は…手術するためにまたアメリカに行くんだ」

「え?」

アメリカ??

「ごめん」

「いえ、そんな…」


アメリカ…。


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