Love Struck in Sea
隣の席の奴を、私はなるべく見ないようにして、
徹底的にいないものとした!

だって、あんな恥ずかしい海での出会い…とか、意味分からない事言っちゃってたし。

でも、向こうは、海で会ったこと忘れてるっぽいし。

多分…、大丈夫だ。


そう思って、1時間目の英語をやっていたら、紙が飛んできた。


「なんで、あそこに行っちゃいけないの!?」


その内容に驚いて、
隣を見る。


悪戯な微笑みでこっちを見ている。

そして、
「忘れるわけないじゃん?」
と小さい声で言った後に鼻で笑われた。
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