Love Struck in Sea
1時間目も終わって、葉山は先生に呼び出されていた。


先生は興奮気味に話しているから話はまるぎこえ。


美化委員の男子が決まっていなかったから、美化委員をやってくれないか??

ふ〜ん。

美化って感じじゃないよね。



じゃなくて!


美化はダメ!だって。


だって、私が美化委員なんだから!


葉山は、なんだか「うん」とオッケーしている様子はなかった。


先生は、チラッと私の方を見てから、大きな声で続けた。

「美化委員の女子は、美しくて人気の高橋だぞ〜〜。勿体ないぞ〜!」

先生ッ!適当な事言わないでくださいよ!
どっから見てもおかしいでしょ。

少し、クラス全体も静まった。


「やらせてもらいますっ!」


葉山はそういってから私の顔を見た。

あんの勝ち誇った顔!


なんなんだよ〜!!
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