Love Struck in Sea
葉山Side


気がついたら、電話持ってて、高橋ん家の番号押してた。

なんか、さっきの高橋の様子がすごいおかしくて、悪い事したかもって思った。

電話したら、お母さんが出た。

お母さんは、羽美に代わるわね。とだけ言って、高橋に代わった。

「もしも〜し!?」

いつになく高い声が聞こえてきた。

俺は、とりあえず謝ることにした。

そしたら、高橋はありがとうって。

やけに素直で
電話して良かったな。

って思った。

高橋だけは、初めて会った時から、普通の女子とは違う気がしてた。

それは、高橋自身にも、俺の気持ちにも。

よく分からないけどな。

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