Love Struck in Sea
寝ぼけ半分で歩いていると、何かが足にあたった。

「キャアアッ!」


反動で転ぶ。


いったぁい。


迷惑そうに振り返って見てみると、そこにも迷惑そうな顔が……


「うるせー」

寝起きで頭をかいてる男の人がこっちを見てそういった。


なんで、ここに人が。


ここはまだ木に覆われている海が見える場所。

ほとんどの人が知らなくて、知っていたとしても人が入るのは今まで見たことなかった。


「なんでここに?」

気がついたら尋ねていた。


「キレイだから…。」


めんどくさそうに答えた。


< 5 / 39 >

この作品をシェア

pagetop