Love Struck in Sea
2 何かの予感
学校に着いたら、もう3時間目に突入していた。

教室のドアを静かに開ける…と先生がすかさず、
「高橋は遅刻かぁ?
まったく困ったもんだ。」
もちろん、視線は私に向いていた。

「すいません…。」

それだけ言って席に着いた。

この並木高校は、それなりにレベル高くて遅刻する人はあんまりいないんだよね。

まだ始まったばかりの新学期だったのに、悪い印象ついちゃったかも。

ガックリ気を落として
美亜乃の方に目を向けると、なんとも楽しそうにこっちを見てる。

まったく〜困ってるのに〜〜。
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