キャンディ



教室の自分の席へ戻って、すぐに朝から質問攻めにあった。



「どうだった?
どうだった?」



「あ…いや…」



「ちゃんとしっかり言いなさぁい♪」


バシッと背中を叩かれた。


ったぁ~…。
朝、酷すぎッ!




「…ゲットしちゃった。」



「え?何?」



「だぁーかぁーらぁー…先輩のメアド…ゲットしちゃった!!」


一拍おいて朝は口を開いた。


「…まぢ?」



「まぢ。」



「きゃぁぁぁぁ!!!
夏菜良かったねッ!!」



< 22 / 62 >

この作品をシェア

pagetop