副番長
副番長


あいつに出会ったのは、あたしが窓を割った時。

先公がうざくて、窓割ったら別の先公に見付かった。
さすがにヤバイかな、って思ってその場で説教を聞いてる振りをした。
でも、やっぱり耐えきれないよ。説教なんて。

誰だってそうでしょ。
もう無理!って思った。

「説教長ぇな。」

もうその思いは破裂して、ついに言ったその言葉。


あーあ、もう停学決定だろ
開き直って、帰ろうとした時、ちょっと見えたんだ。

あいつが…ね。



なんとなく、引かれたんだ。

ってか、覗き見すんなっての。


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