副番長
「なんであんな市立の学校の子と仲良くするんだ。」
親父は怒っていた。
何がいけないの?
友達と、仲良くしちゃいけないの?
「せっかく私立に通ってるんだから、バカな子と遊ぶのは辞めなさい。」
…何それ?
マキ達を、バカって言わないで!
優しくて、友達思いのいい子なんだよ?
何も知らないクセに!
あたしは決意した。
あたし、もうアンタの思い通りにならない。
あたし、マキ達と仲良くする。
―こうして、あたしはヤンキーになってやる。と決意した。