副番長
それからのあたしは、好き勝手やって過ごした。
マキ達と遊んでいたけど、時には町にくりだして、逆ナンの振りしてハメたりして年上の男の人を驚かせた。
この件に関しては、ひどいことしたな、って今更後悔。(引っ掛かった人ごめんなさい)
まだ、小学生だって言うのに、マキ達と髪を染めたこともあった。
夜中に抜け出して、花火なんかもした。
全て、やり方は悪いけれど、楽しい思い出を作ることが出来たと思う。
「真面目さ」という透明だった玉はいつしか黒いモノになっていて。
それでも「好奇心」というモノはまだまだ透明な色をしていて。
何もかもが、全ていいモノだった。