副番長
そのうちあたし達は小学校を卒業する。
卒業証書を胸に抱いたマキ達はあたしの家に突然来た。
その時のマキ達は既に自立しており、今日は帰らないといえば何時でも遊んでいて大丈夫だという
それは、絶対自立ではない。
ただ単に、親が子供に無関心なのだ。
「今日、泊まってってもいい?」
マキはみんなを代表して言った。
そこであたしは理解した。
マキ達は大荷物だったのだ。
もちろんあたしはマキ達を泊める。
事件が起きたのはその時だ。