神様からのギフト

黙っていればいい男なのに。

「おい、お前今俺のこと黙っていればマシだとか思ったろ」

「え、何で分かったんですか?」

あなたはエスパーですか。

「ほーう、よく分かった」

「あ」

「授業はここまでだ。楠以外は終わりでいいぞ」

「なっ、何ですかそのイジメは!」

あんたは鬼か!

「うるさい黙れ馬鹿。これが解けるまでお前に昼休みはない」

「お、鬼ーー!!」

馬鹿とか生徒に言っちゃ駄目だろう!





……結局私が鬼教師に解放されたのはお昼休み終了のチャイムが鳴る五分前だった。
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