2月14日の出来事。
綺麗にラッピングされた箱を取り出してみる
知也がいないんじゃ
意味ない…ね
ガタっ
「いってぇ〜」
透明なガラステーブルの隣に疼くまっている知也
「知也!」
「小指打った…」
小指を押さえている
どうやらテーブルの足に小指をぶつけたらしい…
「大丈夫?…てゆうかどこ行ってたの…」
「え?トイレだけど?」
「トイレ!?」
「綾が早くキスしなかったからだよ!」
知也…いた。
気付かなかった私は相当バカだと思う…
「なんだ……いたんだ」
「え?何言ってんの綾?」
「…だって…いなくなったからびっくりして…そしたら…トイレだって言うんだもん…」