冬物語


レイは笑った。



なんで笑ってるのさ。



「恋に発展しちゃマズイだろ?笑」



あぁ
そうだったんだ。

レイはあたしがいるの迷惑してたってことか……


あたしが心の中でそう思うと、とどめをさすかのようにレイは言った。



「お前のこと、恋愛対象として見たことなんて1回もねえしっ!笑」


!!!


今の台詞でいっきにきた。



「そ……だね……」


駄目だ。泣きそう。



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