冬物語



「レイ!」








そう聞こえてきて、あたしは走るスピードを上げた。



でも、レイの名前を呼んだのは、女の子の声だった。





なんであたしは走るスピードを上げてしまったんだろう。


なんであたしは、そこを覗いてしまったんだろう。







「あ!れ・・・・・・・ぃ・・?」



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